リンパマッサージはあざが残る?
リンパマッサージであざができる原因は何なのでしょうか。ここでは、マッサージであざができる理由とその対処法について紹介します。
リンパマッサージであざができる原因
マッサージの力加減が強すぎる
リンパマッサージであざが残る最大の理由は、施術者が強い力で押しすぎることです。
リンパ管は皮膚組織の浅い部分を流れているため、肌を撫でるようなソフトな力加減でも十分にリンパマッサージは成り立ちます。
しかし、施術者が正しい力加減を知らずに、ついつい力強く肌を推しすぎてしまうと、脂肪と老廃物が固まったセルライトを潰してしまい、周囲の毛細血管を傷つけてしまうことであざが残ります。
民間のエステサロンで施術を受ける場合でも、公的な資格を持たずにマッサージ師として勤務しているスタッフもいるため、この力加減によるあざは最も起こりやすいと言えます。
毛細血管が細い
次に、施術者側ではなくてマッサージを受ける側の原因として、毛細血管が弱って細くなっているとマッサージがあざとして残りやすくなります。
身体中に張り巡らされた毛細血管は、運動不足や栄養不足などによって血行が悪化し、隅々まで血液が回りにくくなります。
血液が十分に巡らないと、血液中の酸素が行き届かなくなります。酸素が不足した細胞は、少しの衝撃でも壊れやすくなるため、問題ない力加減のマッサージであってもあざが残ってしまう可能性があるのです。
好転反応が起きた
最後に、一般的なあざの症状によく似ていますが、好転反応という別の反応が起きているという場合もあります。
見た目は一見あざのように思えますが、あざというよりも赤い湿疹のような状態です。
好転反応に関する詳細は後述しますが、毛細血管が傷つくことによって起こるものではないため、あざのような痛みは伴いません。
東洋医学の考えでは、好転反応かリンパの流れが活性化した証拠とされているため、特に問題ではありません。
あざができてしまった場合の対処方法
マッサージの力を弱める
力加減が強すぎることによってあざが残ってしまうのを防ぐためには、単純ですがマッサージの力を弱めるしかありません。
あなたの身体の痛みを一番よく感じられるのは、施術者ではなくあなたです。相手がプロのマッサージ師であるとはいえ、時には力加減を誤って少々強すぎる力で押してしまう可能性もあります。
そのため、リンパマッサージの施術中に少しでも痛みや違和感を感じた場合は、遠慮せずに「マッサージを中断してほしい」「力を弱めてほしい」とマッサージ師に伝えましょう。
また、自分でマッサージを行う際も力加減を強めすぎてあざが残りやすいです。プロのマッサージを受けたことがある場合はマッサージ師の力加減を参考に優しくマッサージしましょう。
痛みの感じ方やあざの残り方には個人差があるため、様々な力加減を試してみて最もあざが残りにくい加減を見極めるのが重要です。
生活習慣を改善して毛細血管を太くする
次に、毛細血管を太くしてあざが残りにくくするためには、日常生活を見直す必要があります。
毛細血管が細くなる主な原因は、上述の通り運動不足と栄養不足です。日頃から適度な運動とバランスの取れた食生活を心がけましょう。
また、リンパマッサージを行う前には、ストレッチなどで体温を高めて結構をよくしておくと、血行がよくなり毛細血管が傷つきにくくなります。
家でセルフマッサージを行うのであれば、入浴中や入浴後など体が温まっているタイミングがおすすめです。
水分や栄養を十分に摂る(好転反応)
最後に、あざのようなものができたものの痛み等の症状はなく、好転反応と思われる場合の対処法です。
大前提として、好転反応は身体に悪影響を及ぼすわけではありません。しかし好転反応の痕がなかなか消えないのも、あまり気持ち良いことではありませんよね。
好転反応を早く落ち着かせるためには、特に特別なことをする必要はなく、十分な水分補給と栄養豊富な食生活を心がけて、体内の老廃物が早く排出されるように努めるのがたいせつです。
好転反応とあざの違い
好転反応とは
あざによく似た症状を伴う好転反応は、特にマッサージ前まで体内に老廃物がたくさん溜まっていた人や、血行が悪かった人によく起こります。
それまで体内に長い間溜まっていた不要物をマッサージで一気にデトックスしたことによって、赤い湿疹が生じます。
好転反応の特徴としては、発熱しているわけではないのに体がぼうっとして少しだるく感じる、眠気が強くなる、汗が出やすくなるなどが挙げられます。
あざとの違い
マッサージに限らず、体にあざができる原因は体内の毛細血管が切れることによる内出血です。
マッサージの場合は、押す力が強すぎると皮膚内部のセルライトを潰してしまい、潰れたセルライトが周囲の毛細血管を傷つけてあざとなります。
毛細血管が切れることによって起こるあざは、黒っぽい見た目で、患部を押すと痛みを感じることが好転反応と違う特徴です。
好転反応の対処法
身体にあざができた際は、患部を氷などで冷やすことによって炎症を抑えるのが一般的ですが、好転反応の場合はどのように対処すれば良いのでしょうか。
好転反応は内出血とは異なるため、アイシングの必要はありません。体内に溜まっていた老廃物や毒素が体外に排出されるにつれて好転反応は治るため、日頃から水分補給や栄養バランスに気を付けることが効果的です。
一般的に、7~10日間程度で好転反応は治ります。もしもそれ以上経っても好転反応と思われる湿疹が引かない場合は、エステサロンや医療機関に相談することをおすすめします。
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