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リンパマッサージ師の年収

リンパマッサージ師は多様な働き方が可能であり、働き方によって年収が大きく変わります。この記事ではリンパマッサージの年収についてまとめました。

リンパマッサージ師は年収はどれぐらい?

リンパマッサージ師の年収は、働き方によって大きく異なります。正社員、パート・アルバイト、業務委託、そして独立開業と、選べる道は多岐にわたります。これらの選択肢ごとに、どのくらいの年収が見込めるのかを見ていきましょう。

サロンで正社員として働く場合の年収

サロンで正社員として働くリンパマッサージ師の年収は平均300万円程度とされています。

月給は20万円から50万円と、経験や勤務地によって差があります。経験が浅い場合は月給が下がる傾向にあり、未経験からのスタートでは年収が216万円程度となることも少なくありません。

ただし、経験を積み重ねていくと昇給はもちろん、指名手当や達成手当などのインセンティブも付加されるため、収入を増やすことが可能です。

サロンでパート・アルバイトとして働く場合の年収

サロンでパートやアルバイトとして働く場合、時給はおおよそ1000円が相場です。年収は、勤務時間や勤務日数によって大きく変動します。

たとえば1日5時間・週4日勤務であれば月収は8万円、年収は96万円ほど。1日5時間・週3日勤務であれば、月収は6万円、年収は72万円ほどになります。

サロンと業務委託契約を交わして働く場合

業務委託契約を結んでいるリンパマッサージ師は、施術の量や指名の数に応じて収入が決まります。

完全に成果に応じた報酬となるため、積極的に働けば働くほど高収入が見込めます。歩合率は社員よりも高く設定されていることが多く、技術や接客力に自信がある方には特におすすめの働き方です。

しかし、万が一の病気やケガで働けなくなった場合に、収入が途絶えるリスクも伴います。

独立してリンパマッサージサロンを開業する場合

独立してリンパマッサージサロンを開業した場合の年収はピンキリです。

たとえば60分6,000円のコースを1日3人に提供した場合、営業日数が月20日なら、月の売上は36万円ほど。年間にすると432万円になります。もちろん、家賃や経費は発生しますので、純粋な利益はもう少し低くなるでしょう。

「リピーターを増やす」「物販で顧客単価を上げる」「高品質でオリジナリティのあるメニューを高単価で提供する」などが叶えば、さらに収益を上げることが可能。立地などの条件にもよりますが、なかには年収1,000万円というサロンもあります。

リンパマッサージサロンを開業したら儲かる?

リンパマッサージサロンを開業する際、高額な設備投資は必要ありません。脱毛サロンや痩身サロン、ネイルサロンと違って高額な専用機器を必要とせず、マッサージオイルやタオルなど基本的な消耗品だけで運営が可能です。

初期投資が少なくて済み、ランニングコストも抑えられるため、比較的早期から利益を生み出すことができます。一般的なエステサロンの利益率が約15%程度といわれていますが、リンパマッサージサロンはそれを上回る利益率が見込めるでしょう。

ただし、サロンが成功するかどうかは、立地や集客能力に大きく左右されます。固定客を確保するまでの期間は収入が不安定になることが多く、集客が上手くいかなければ、収入が途絶えるリスクもあります。

リンパマッサージサロンを成功させるためには、技術や接客力はもちろん、良い立地の選定、効果的なマーケティング戦略、そして何よりも継続的な努力が必要です。スクールでリンパマッサージを学ぶ場合は、開業支援を含めたサポート体制が充実しているスクールを選びましょう。

自宅サロン開業後に集客・売上を伸ばすコツ

インターネットやSNSを活用して新規顧客を増やす

開業後の売上を伸ばすには、新規顧客を増やすことが重要となります。広告費をあまりかけずにサロンの認知度を高めたいのであれば、インターネットやSNSを上手に活用しましょう。インターネットやSNSを活用した集客方法としてはサロンの公式サイトを立ち上げるほか、InstagramやX、FacebookなどのSNSに写真や動画を掲載し、サロンの雰囲気や施術の様子などをアピールするのも効果的です。

また、サロンの存在を知って施術を受けてみたいと思った方が手軽に予約や問い合わせができるよう、LINEの公式アカウントを作ることもおすすめします。

サロンの公式サイトやSNSは開設したら終わりではなく、定期的に更新することも忘れずに。定期的な更新が大切な理由は、長く更新されていないとサロンが現在も営業しているのか不安を与え、予約や問い合わせにつながらない可能性が高いからです。また、SNSに投稿する際は検索に引っかかりやすいように、ハッシュタグをつけるようにしましょう。

リピート客を増やす

新規顧客を増やすだけでなく、リピート客になってもらうこともサロンの経営を安定させるのに重要です。そのため、新規顧客を集客すると同時に、リピート客を増やすための工夫も積極的に行っていきましょう。

リピート客を増やす取り組みとしては、「ポイントカードやメンバーズカードの作成」「会員限定メニューの設置」「公式サイト・SNSでの定期的な新メニュー情報やクーポンの配信」などがあげられます。たとえば期間内に再来店すると施術料金が〇%割引になったりサンプルプレゼントを受け取れたりなどのお得な特典をつくれば、お客様にリピートを促すことができるでしょう。

また、来店されたお客様1人ひとりに応じた内容のアフターメールなどを送信することでも、サロンの存在やサービスなどを印象付ける効果が期待できます。

ただ、どれだけお得な特典やサービスを設定していたとしても、施術や接客の品質が良くなければ、お客様に「また通いたい」と思ってもらえません。リピート客を増やすには、技術力や接客力の向上に努めることも重要です。

メニュー単価を上げる

年収アップを目指すのであれば、メニュー単価を上げることも検討しましょう。ただ、やみくもにメニュー単価を相場より高く設定しても、もっと安いほかのサロンにお客様が流入してしまうだけなので要注意。「特別なオイルを使用している」「非日常感を味わえる内装やおもてなしが受けられる」など、お客様にもメリットがあるような単価の上げ方を検討することが大切です。

これからサロンを開業するのであれば、開業したばかりの頃は安めの価格設定にし、経営が軌道に乗ったら価格を上げるという方法もあります。その際は一方的に単価を上げるのではなく、既存のお客様に納得してもらえるように、単価が上がる理由をしっかりと説明しましょう。

メニュー単価を上げるほかに、比較的リーズナブルな価格のオプションメニューを用意しておくのもおすすめです。高額なメニューは利用しづらくてもオプションなら追加しやすいというお客様も多いので、客単価アップを期待できます。

資格取得やスキルアップのための講習会に参加する

サロンの集客力をアップするには、資格を取得してお客様からの信頼を獲得することも重要です。リンパマッサージやリンパドレナージュの資格は、3ヶ月~1年程度で取得することが可能。DVDやオンライン教材で通信制のスクールも多いので、自分のペースで資格取得を目指せます。独立開業に向けて実践的なスキルを習得したいのであれば、通学制のスクールを検討すると良いでしょう。

また、セラピスト向けに開催されている講習会や研修会に参加するのもおすすめ。リンパマッサージ師としてのスキルを磨け、リピート客を増やすうえで重要となるサービスの品質向上に取り組めます。

物販を行う

施術メニューのほかに物販も取り入れることで、単価アップにつながります。物販を行う際は、取り扱うアイテムは自分のサロンやコンセプトに合ったものを厳選して選ぶようにしましょう。施術で実際に使用しているオイルなどの商品なら使い心地をすでに確認しているので、返品のリスクが小さいというメリットもあります。

取り扱う商品や販売方法によっては化粧品製造業許可や化粧品製造販売業許可が必要になる場合もあるので、ご注意ください。また、消費期限がある商品を扱う場合は、品質管理にも注意する必要があります。

講師業をはじめる

顧客が少ない時間帯にスクールを開校して収入を得るという方法もあります。スクールで技術を身につけるのには半年ほどかかるので、生徒を確保できれば安定した収入を得られるのが講師業の魅力です。また、講師業をはじめることで、人に教えられるだけの知識や技術力があるという印象を与えられ、顧客からの信頼度アップにつながるメリットもあります。

リンパマッサージ師としての信頼度や知名度が上がればメニュー単価も上げやすくなり、体力的に施術を行うのが難しくなっても講師業である程度の収入を確保することが可能です。ただ、施術をしていたほうが時間単価が良い場合もあるので、講師業をはじめることで得られるメリットと天秤にかけながら検討しましょう。

リンパマッサージ師の年収に関するまとめ

リンパマッサージ師には正社員、アルバイト・パート、業務委託契約、独立開業といった多様な働き方があり、どんな働き方をするかによって年収が大きく異なります。

特にサロンを独立開業する場合、集客能力が収益に直結するため、高収入を目指すならば高い技術力とマーケティング戦略が必要です。

スクールに通ってリンパマッサージを習得する場合は、将来のキャリアパスを見据えたスクール選びが重要となります。経験を積み、技術を磨くことで、より高い収入を目指すことができるでしょう。