男性でもリンパマッサージ師として活躍できる?
セラピストと聞くと、女性が多く活躍している仕事というイメージを持っている方もいるかもしれません。ただ、男性の美意識の向上や男性向け美容サービスの拡大を受け、力強い施術を行える男性のリンパマッサージ師の需要が高まっています。
ここでは、男性でもリンパマッサージ師として活躍できるのかをはじめ、男性のリンパマッサージ師ならではのメリットやデメリット、スキルの習得方法などについて解説します。
男性もリンパマッサージ師になれる?需要は?
男性リンパマッサージ師は力強い施術を希望する方から需要があるため、男性だからといって指名をもらえないということはありません。海外だと男性のマッサージ師は珍しい存在ではなく、日本でもリンパマッサージを受けたい男性客が増えてきているので、男性のリンパマッサージ師の需要は今後さらに高まっていくことでしょう。
男性リンパマッサージ師ならではのメリット
力強い施術を行える
男性リンパマッサージ師の強みは、力強さを生かした手技です。男性ならではの力強い手技によってしっかりとマッサージを行え、筋肉や関節をもみほぐしたいというニーズに応えられます。そのため、もみほぐし店では男性リンパマッサージ師をあえて指名する方も多いようです。
また、男性は女性よりも指が太くて手も大きいため、体にあたる手の接着面が大きく、広範囲に圧をかけられるといったメリットもあり。広範囲のリンパマッサージを短時間で行えるので、利用者が気になる場所を重点的にほぐす時間を確保したり、コミュニケーションに時間を割いて利用者の緊張を和らげたりすることができ、満足度アップにつなげられます。
体格がマッサージに適している
圧力をかけながら施術を行うリンパマッサージは体力を必要とする仕事で、姿勢によっては体に大きな負担がかかってしまいます。男性は女性よりも身長や筋肉があり、体幹もしっかりしている方が多いので、体力勝負な面があるリンパマッサージ師に適していると言えるでしょう。無理のない姿勢でマッサージを行いやすいため、体にかかる負担を軽減できるのも男性ならではの強みです。
男性客からの指名をもらいやすい
男性の美意識の向上によってアロマやマッサージに興味を持つ方も増え、仕事帰りにマッサージサロンに通う男性も多くなっています。その一方で、女性にマッサージしてもらうのは気まずいと感じている男性客は少なくありません。男性のリンパマッサージ師の数はまだ多くないため、男性客からの指名をもらいやすい今が狙い時とも言えるでしょう。
男性のリンパマッサージ師を指名する方は、男性による施術を希望して来店する方がほとんどなので、同じ店舗で働く女性のリンパマッサージ師とのすみわけができるのもポイント。お客様の奪い合いになる心配が少ないため、人間関係のトラブルを避けやすいというメリットがあります。
男性リンパマッサージ師ならではのデメリット・注意点
求人が少ない
男性リンパマッサージ師の需要が増えている一方で、女性のリンパマッサージ師に比べて求人が少ないというデメリットがあります。そのため、就職先を探すのに苦労したり、希望している条件での就職が難しかったりする可能性は高いでしょう。男性リンパマッサージ師として働きたい場合は、男性専用サロンや男女ペアで施術を受けられるサロン、もみほぐし店のような男性客の多い店舗を中心に就職先を探すのが効率的です。
女性客から警戒されやすい
女性のリンパマッサージ師に施術してもらうのは気まずいと考える男性客がいるように、男性のリンパマッサージ師に施術されるのは抵抗がある女性客も少なくありません。そのため、女性客のほうが圧倒的に多いエステサロンだと、就職できたとしても指名をもらうのに苦戦する可能性があります。
女性客から指名をもらえるようにするには、リンパマッサージ師としての技術力のほかにコミュニケーション力も必要です。コミュニケーション力を生かして警戒心を和らげ、悩みや不安に寄り添いながら満足度の高い施術を提供することで、お客様からの信頼を獲得できます。
信頼関係を構築できたお客様からの紹介や口コミによって新たな指名につなげられる可能性があるため、1人ひとりのお客様との関係を大切にすることが重要です。
男性がリンパマッサージを学ぶ方法
スクールに通って学ぶ
リンパマッサージを学ぶ方法として定番なのが、資格試験の対策ができるスクールに通うことです。プロのマッサージ講師から直接指導を受けられ、独学や通信講座よりも実践的なスキルを習得しやすいというメリットがあります。リンパマッサージ師を目指す同性のクラスメイトがいればモチベーションも維持しやすいので、続けられるか不安という方におすすめです。
さまざまな嬉しいメリットがある一方で、仕事をしている方だと日程調整が難しかったり、スクールに通う時間が取れなかったりする場合も。また、通える範囲にリンパマッサージを学べるスクールがないという場合もあります。そのほか通信講座よりも受講料が高い傾向にあるので、コスト面がネックになりやすいでしょう。
通信講座で学ぶ
通信講座で専門的な知識を身につけて、リンパマッサージ師の資格取得を目指すこともできます。通信講座は好きな時間や場所で受講できるので仕事とも両立しやすく、近くにスクールがないという方でも受講できるのがメリットです。また、スクールに通うよりも費用が比較的安価な傾向にあります。
通信講座のデメリットとしては、自分のペースで学ぶので強制力がなく、強い意思がないと継続するのが難しい点です。また、テキストや動画教材だけで実践的なスキルを習得するのはなかなか難しいため、実技は通学講座で学べるスクールを選ぶのもおすすめです。
独学で学ぶ
独学にかかる費用は市販テキスト代だけなので、通学や通信講座よりも気軽に勉強を始めやすいのがメリットです。また、通信講座と同様に時間や場所に縛られずに勉強できるため、仕事や趣味と両立したいという方に向いています。
ただ、独学は自分でテキストを選んだりカリキュラムの計画を立てたりする必要があり、分からないところがあっても質問できないので、人によってはストレスを感じてしまうかもしれません。知識の習得に時間がかかるほか、誤った知識を覚えてしまう可能性もあります。
サロンで働きながら学ぶ
経験や資格を持っていなくても就職できるサロンを探して、働きながら知識や技術を身につけるという方法もあります。自分に向いている仕事か、男性でも続けやすいかという不安がある場合は、アルバイトや副業として始めてみるのもおすすめです。実際の現場を経験することで自分に合った仕事かを確認でき、収入も得られるというメリットがあります。
サロンによっては資格取得を支援しているところもあるので、資格取得を目指している方は資格支援制度を導入している職場を探してみましょう。
ただ、男性のリンパマッサージ師を募集しているサロンがそもそも少ないので、就職先を探すのに苦労する可能性があります。
まとめ
男性ならではの力強さを生かした施術は、リンパマッサージ師として働くうえで強みとなります。リンパマッサージに興味関心を持つ男性も増えており、男性リンパマッサージ師の需要は今後さらに高くなっていくことでしょう。そのため、男性だからといってリンパマッサージ師の道を諦める必要はありません。
男性セラピストの育成に力を入れているスクールもあるので、手に職をつけたい、人に喜ばれる仕事がしたいという方は、リンパマッサージの資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。


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