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リンパマッサージ中に現れるゴリゴリの正体は?

リンパマッサージをうけているときにゴリゴリとした塊を感じることがあります。老廃物の塊だと思われがちなゴリゴリですが、正確には筋繊維の塊の可能性がございます。

ゴリゴリができるメカニズムやゴリゴリを解消する方法、できやすい部位について解説します。

ゴリゴリは筋繊維の塊だった!

ゴリゴリの正体は、筋繊維が固まってできたものです。筋肉が疲労すると、本来弛緩している時には離れているはずの2種類の筋繊維が近づき固まってしまうのです。

筋繊維は「アクチン」と「ミオシン」と呼ばれるタンパク質繊維からできています。筋肉が弛緩している状態では「アクチン」と「ミオシン」は離れた位置に存在していますが、力をこめると並んで存在している「ミオシン」の間に「アクチン」が入り込み筋肉が収縮し、力を緩めると「アクチン」と「ミオシン」は元の位置にもどり筋肉は弛緩します。この「アクチン」と「ミオシン」が近づいた状態のままになってしまったものがゴリゴリの正体なのです。

ゴリゴリをそのままにしておくとどうなる?

ゴリゴリがある状態では、筋繊維が近づいたままで固まってしまっているので、筋肉の働きが悪くなります。すると、老廃物がたまりリンパや血液の流れが悪くなります。そのままにしておくと、冷えやこり、免疫力の低下を引き起こすのです。

ゴリゴリの解消方法

ゴリゴリを解消するには、まずリンパの流れを改善することが大切です。リンパの流れを改善すると、老廃物の排泄がうながされ、筋肉の柔軟性や弾力が回復してくるのでゴリゴリを解消できます。

マッサージをする

マッサージでリンパの流れを整えてあげるとゴリゴリは解消されやすくなります。ゴリゴリがある部位周辺をリンパの流れに沿ってやさしくさするようにマッサージしてあげましょう。

水分をとる

水分が不足するとリンパや血液の流れが滞りやすくなるので、水分を補給してリンパや血液の流れがよくなるようにします。リンパや血液の流れが改善されると、老廃物の排泄を促し、ゴリゴリの解消に効果があります。

湯船につかる

入浴時はシャワーだけでなく湯船につかると体が温まって筋肉が緩むため、リンパの流れも促進されます。湯船につかることで、体に水圧がかかりマッサージと同じような効果があります。また、お湯で温まることによってリンパや血液の流れがよくなるのです。

ゴリゴリができやすい部位とマッサージの方法

ゴリゴリができやすい部位は、体の中でリンパ節がある部分の周辺です。リンパ節はところどころに存在し、集まってきたリンパ液から血液中に異物が入るのを防ぐ役割やリンパ液の濃度を調整する関所のような役割を持っています。つまりリンパ節は老廃物がたまりやすい場所といえるのです。

・鎖骨

鎖骨にもリンパ節があり、リンパマッサージをする上ではとても重要な部位です。体中から集められたリンパ液が静脈に流れ込んでいくところなので、ここのリンパの流れが悪くなると全身のリンパの流れが悪くなってしまいます。マッサージの方法は、鎖骨の上側を、体の中央から外側に向かって軽く押したりさすったりを数回繰り返します。

・脇の下

脇の下にあるのは、腋窩リンパ節です。ここは手の方から腕の付け根に向かってリンパが流れているので、腕から脇の下に向かってさするようにします。

・脚の付け根

脚の付け根には、鼠径リンパ節があります。下半身のむくみに関わる重要な部位です。ビキニラインを足の外側から内側に向けてさするようにします。

・膝の裏

膝の裏には膝窩リンパ節があり、脚のむくみや冷えに関係する部位です。ふくらはぎからひざ裏を通過しもも裏に到達するようにさすってあげましょう。