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足のむくみのセルフリンパマッサージ

夕方になると足がパンパン、朝までむくみが残っている、靴下の跡がなかなか消えない…。足のむくみに悩む方は少なくありません。

足のむくみは、リンパの流れが滞ることで起こるケースが多く、自宅でのセルフマッサージでも十分ケアできます。ふくらはぎ・足首・太ももの部位別に、覚えやすいやり方を紹介します。

足がむくむ主な原因

足のむくみは、リンパ液や血液が下半身に溜まってしまうことで起こります。とくにデスクワークや立ち仕事で同じ姿勢が続くと、ふくらはぎの筋肉ポンプが働かず、下半身に水分が溜まりやすくなります。

そのほかにも、塩分の多い食事、水分不足、冷え、生理前後のホルモンバランスなど、原因はさまざまです。むくみが数日で取れないときは、生活習慣の見直しも一緒に考えてみましょう。

セルフリンパマッサージの基本ルール

入浴後の体が温まっているタイミングで行う

体が冷えているとリンパも流れにくいので、入浴後や、ふくらはぎを温めたあとに行うのがおすすめです。

強く押さず、優しくなでるように行う

リンパ管は皮膚のすぐ下にあるので、強く押す必要はありません。手のひらで肌をなでるくらいの圧で十分です。強く押すと逆にあざになったり、リンパの流れを妨げたりします。

心臓に向かって流す方向を守る

リンパは末端から心臓に向かって流れます。足の場合は、つま先→ふくらはぎ→太もも→鼠径部(そけいぶ)の順で流します。

ボディオイルやクリームを使う

肌の滑りをよくするため、ボディオイルやマッサージクリームを使いましょう。摩擦で肌を傷めるのを防げます。

ふくらはぎのセルフリンパマッサージ

むくみが最も出やすいのがふくらはぎです。ここをしっかり流すだけでも、翌朝の足の軽さが変わってきます。

まず床に座って片足を伸ばし、両手でふくらはぎを包み込みます。足首側からひざの裏に向かって、ゆっくりなで上げていきます。10回ほど繰り返しましょう。

次に、ふくらはぎの中央を親指で軽く押しながら、下から上へと圧をかけていきます。押しすぎず、痛気持ちいい程度の圧で5〜10回。ひざの裏まで来たら、リンパ節がある部分を優しく揉みほぐします。

反対側の足も同じ手順で行います。左右合わせて5分あれば終わります。

力加減は「気持ちいい」と感じるくらいがベストです。強く押しすぎると、逆に筋肉を傷めたりあざになったりすることもあります。「もっと押した方が効きそう」と思っても、そこはグッと我慢しましょう。

リンパ節がある場所を知っておこう

リンパを効率よく流すには、リンパ節の位置を知っておくと役立ちます。足に関係するリンパ節は主に3つあります。

1つ目は「膝窩リンパ節(しっかリンパ節)」で、ひざの裏にあります。ここが老廃物の中継地点になっているので、ふくらはぎからここに向かって流すのが基本です。

2つ目は「鼠径リンパ節(そけいリンパ節)」で、太もものつけ根にあります。下半身のリンパ液が最終的に集まる場所です。ここが詰まっていると、下半身全体のむくみが取れにくくなります。

3つ目は「腹部リンパ節」で、お腹の中にあります。セルフでは直接ケアできませんが、深呼吸や軽い運動で刺激できます。

足首のセルフリンパマッサージ

足首は、むくみで動きが硬くなりやすい部位です。ここをほぐしておくと、ふくらはぎに老廃物が流れやすくなります。

両手で足首を包み、時計回り・反時計回りにそれぞれ10回ずつ回します。次に、足首の周りを親指で優しく円を描くようにマッサージしていきます。くるぶしの後ろにはリンパの通り道があるので、ここも優しくなでてあげましょう。

足首は疲れが溜まると硬くなりがちなので、朝晩の習慣にすると効果を感じやすくなります。

太もものセルフリンパマッサージ

太ももは大きな筋肉があるので、少し圧を強めにかけても大丈夫です。ここを流すと、下半身全体の巡りがよくなります。

ひざの上に両手を置き、内側から外側に向かって圧をかけながら、太もものつけ根まで流します。10回ほど繰り返しましょう。

次に、太ももの外側を手のひらで下から上へなで上げます。外側は硬くなりやすいので、少し強めの圧でOKです。最後に、太もものつけ根(鼠径部)を優しくプッシュして、老廃物の出口をゆるめます。

この一連の流れを片足3〜5分ずつ行います。

朝と夜で使い分けるやり方

セルフリンパマッサージは、朝と夜で目的を変えるとより効果を感じやすくなります。

朝は、寝ている間に溜まった水分を流すのが目的です。時間がなくても、ふくらはぎと足首だけ1〜2分やっておくと、日中のむくみ方が変わってきます。ベッドの上や、身支度の合間でも構いません。

夜は、1日活動して溜まった老廃物を流すのが目的です。入浴後に太もも・ふくらはぎ・足首まで丁寧に行い、リンパ節までしっかり流しておきます。夜のケアで翌朝のむくみが軽くなるので、続けるほど朝の状態がよくなっていきます。

時間がある週末は、20〜30分かけてゆっくりケアするのもおすすめです。お風呂上がりに音楽を聴きながらマッサージすると、リラックス効果も得られます。忙しい平日は短時間、週末はじっくり、というリズムを作ると続けやすくなります。

あわせてやりたい足のストレッチ

マッサージだけでなく、足のストレッチも組み合わせるとより効果を感じやすくなります。おすすめは3つです。

1つ目は「壁に足を立てかける」ポーズです。仰向けに寝て、足を壁に立てかけるだけ。5〜10分キープすると、下半身に溜まった血液が心臓に戻り、むくみがスッキリします。

2つ目は「アキレス腱伸ばし」です。壁に手をついて、片足を後ろに引き、かかとを床につけたままふくらはぎを伸ばします。左右30秒ずつ。仕事の合間にもできる簡単なストレッチです。

3つ目は「足首回し」です。座った状態で片足を膝に乗せ、足首を大きくゆっくり回します。左右各10回ずつ。関節の動きがよくなり、リンパの流れも促されます。

妊娠中・生理中・持病がある方の注意点

妊娠中は、お腹まわりや太もものつけ根への強い刺激は避けます。ふくらはぎと足首中心の優しい圧で、体調に合わせて行いましょう。心配な方は、必ず主治医に相談してから始めてください。

生理中は、下腹部への刺激を避け、ふくらはぎ以下の部位に留めるのがおすすめです。生理痛が強い日は無理して行う必要はありません。

心疾患・腎疾患・血栓症などの持病がある方は、自己判断でセルフマッサージを行わず、主治医の許可を得てからにしてください。

むくみが取れないときに見直したい生活習慣

塩分を控える

塩分の多い食事は、体内の水分を溜め込みやすくします。とくにインスタント食品や加工食品を頻繁に食べる方は、少し量を減らすだけでもむくみが変わってきます。カリウムを多く含むバナナ・アボカド・ほうれん草なども意識して摂ると、余分な塩分を排出しやすくなります。

水分をきちんと摂る

「水を飲むとむくむ」というのは実は逆で、水分不足の方がむくみは悪化します。1日1.5〜2Lを目安に、こまめに水を飲みましょう。冷たい水は体を冷やしてしまうので、常温か白湯がおすすめです。

ふくらはぎを動かす

デスクワークや立ち仕事の合間に、ふくらはぎを動かす習慣をつけましょう。かかとの上げ下げを1時間に1回、10回程度行うだけでも巡りが変わります。座ったままでもできる運動なので、仕事中のリフレッシュも兼ねて取り入れやすい方法です。

締めつけない服装にする

きついパンツやハイソックスは、リンパの流れを妨げます。むくみが強い日は、ゆったりした服装に変えるのもおすすめです。反対に、着圧ソックスは血流を促す効果があるので、夕方以降のケアには有効です。

体を冷やさない

冷えはむくみの大敵です。夏場でもエアコンの効いた部屋では、薄手のブランケットを膝にかける、白湯を飲むなどして、体の内側と外側を冷やさない工夫が大切です。

まとめ|1日3分から始めてみる

セルフリンパマッサージは、毎日少しずつ続けるほうが効果を感じやすいものです。「今日は5分」「今日は忙しいから1分」でもOKです。まずは入浴後の1〜2分から始めて、続けやすい形で習慣にしていきましょう。頑張りすぎず、無理なく続けられるペースを見つけるのが長続きのコツです。1週間続けたあたりから、朝の足の軽さで違いを感じ始める方が多いです。

むくみが数週間取れない、片足だけひどくむくむといった場合は、他の病気が隠れている可能性もあるので、一度医療機関で相談してみてください。セルフケアはあくまで補助で、体からのサインを見逃さないことも大切です。