介護の現場で活かせるマッサージ資格
介護の現場で、利用者さまの手や足に触れるケアを取り入れたいと考え、マッサージ系の資格を調べている介護職の方もいるでしょう。
ただし、マッサージを業として行うには、原則として国家資格の免許が必要です。民間資格を取得しても、免許が必要な施術を行えるようになるわけではありません。資格を選ぶ前に、何ができるのかを確認しておくことが大切です。
この記事では、免許が必要な施術の範囲や介護職が目指せる資格の種類、費用の目安、資格を選ぶポイントを解説します。
免許が必要なマッサージの範囲
医師以外の人が、あん摩、マッサージ、指圧、はり、きゅう、柔道整復などの施術を業として行うには、それぞれ法律で定められた免許が必要です。マッサージや指圧を業として行うための国家資格が「あん摩マッサージ指圧師」です。
無免許で、免許が必要な施術を業として行うと、法律に基づく処罰の対象になります。介護施設で利用者さまにケアを行う場合も、資格の要否を確認しなければなりません。
一方、手で身体に触れるケアが、すべて法律上のマッサージに当たるわけではありません。実際に行う手技や目的などによって判断されるため、「ハンドケア」といった名称を使えば、必ず無資格で行えるというわけでもありません。
施設の案内やブログ、SNSなどで施術を紹介する場合は、表現にも注意が必要です。免許が必要な施術と誤解される名称や、根拠のない効果・効能をうたう表現は避けましょう。「治る」「改善する」などの表現も、内容によっては問題になるおそれがあります。
介護の現場でどのようなケアを行えるかは、法律上の範囲に加え、利用者さまの状態や施設の方針にも関係します。資格取得を考えている方は、勤務先の責任者に、実施できるケアの範囲を確認しておきましょう。
参考:厚生労働省「無資格者によるあん摩マッサージ指圧業等の防止について」 参考:愛知県「無資格者によるあんまマッサージ指圧業等の防止について」介護職が目指せる資格の種類
介護職が取得を目指せるマッサージ系の資格には、国家資格と民間資格があります。資格によって学習期間や費用、取得後にできることが異なるため、目的に合ったものを選びましょう。
国家資格のあん摩マッサージ指圧師
マッサージや指圧を業として行うための国家資格が、あん摩マッサージ指圧師です。資格を取得するには、原則として認定された養成施設で3年以上学び、国家試験に合格する必要があります。
介護職として働きながら取得を目指す場合は、通学時間や学費の確保が課題になります。マッサージを専門的な仕事として続けたい方は、養成施設の入学条件や授業時間、卒業までにかかる費用を確認したうえで検討しましょう。
民間のハンドケア・リラクゼーション系資格
民間資格には、短期間の講座で取得を目指せるものもあります。受講期間や費用は資格によって異なりますが、数時間から数か月程度、費用は数万円から10万円程度がひとつの目安です。通信で基礎を学び、対面講座で実技を練習する形式もあります。
介護職が検討できる資格には、次のようなものがあります。
- 介護リハビリセラピスト(日本介護リハビリセラピスト協会)
- アロマハンドセラピスト(公益社団法人日本アロマ環境協会)
- リフレクソロジスト、ハンドリフレクソロジスト(日本メディカルセラピー協会など)
例えば、日本介護リハビリセラピスト協会の1日講座では、足や手のむくみ、こわばり、肩や首のこりなどに合わせた手技を学びます。座学に加えて、二人一組で実技を練習する内容です。受講対象には介護職員や看護師、高齢者と同居する家族、セラピストなどが含まれます。
同協会が案内する1日講座の受講料は49,800円(税込)です。テキストやDVD、アロマオイル、認定証の費用が含まれ、認定試験は免除、年会費や更新料もかかりません。開催日程や通信講座受講者向けの割引、最少催行人数などの条件は、申込前に公式サイトで確認しましょう。
民間資格は、免許が必要なマッサージを行えるようになる資格ではありません。学んだ技術を介護の現場で活用する場合も、法律上の範囲や利用者さまの状態、勤務先の方針を踏まえて判断する必要があります。
参考:ウェルミーマガジン「介護や癒しに活かせるハンドマッサージ資格5選!選び方と学習方法」 参考:日本介護リハビリセラピスト協会「介護リハビリセラピスト資格1日講座」資格を選ぶポイント
資格を選ぶ際は、取得後にどのような場面で活用したいのかを明確にしましょう。次のポイントを比較すると、自分に合う資格を見つけやすくなります。
- 目的:利用者さまとのコミュニケーションに活かしたいのか、リラクゼーションの技術を学びたいのか、専門職として働きたいのか
- 認知度:資格の認定団体や、資格が評価される職場・業界を確認する
- サポート:継続教育や就職支援、取得後の相談窓口があるか
- 実技:実技を練習する時間が十分に確保されているか、講師から指導を受けられるか
- 費用:受講料に加えて、教材費や認定証の発行料、更新料などがかかるか
手技を学ぶ場合は、動画やテキストだけで済ませず、講師から直接指導を受けられる講座も検討しましょう。自分では正しいと思っている動作でも、力の入れ方や触れ方が適切とは限りません。実技を通して基本を学び、講師の助言を受けながら練習することで、技術を確認しやすくなります。
資格を取る前に確認したいこと
資格を取得してから、勤務先で活用できないとわかる事態を避けるために、次の3点を確認しておきましょう。
- 勤務先の方針:職員が手を使ったケアを行えるか、実施する場合はどのような範囲・手順にするか
- 利用者さまの状態:皮膚の状態や持病、痛みのある部位など、ケアを控えたり医療職への相談が必要になったりする状況がないか
- 費用と日程:受講料のほか、交通費や教材費がかかるか、勤務シフトと両立できるか
利用者さまの体調や皮膚の状態に不安がある場合は、自分だけで判断せず、看護職員や医師に相談しましょう。資格を取得した後も、利用者さまの状態を確認し、職場で決められた手順に沿ってケアを行うことが大切です。
リンパのケアも学びたい人は
むくみへのケアやリンパの仕組みについて学びたい方は、リンパマッサージスクールも選択肢のひとつです。スクールでは、リンパの仕組みや手技の基本を学べます。ただし、講座によって学べる内容や対象者は異なります。
病気が原因で生じるリンパ浮腫などは、医療的な評価や対応が必要になる場合があります。民間スクールで学ぶリラクゼーションやボディケアの技術と、医療として行うリンパ浮腫の治療は区別して考えましょう。
学びたい人に
スクールを選ぶときは、学べる手技の範囲や実技の時間、通学とオンラインのどちらに対応しているか、修了後のサポートなどを確認しましょう。介護の仕事と両立するなら、土日や夜間に受講できるかも確認しておきたいポイントです。
リンパマッサージスクール
- アイセラピスト専門学院
- utataneya
- オーキッドメディカルスクール
- 【体験レポート】オーキッドメディカルスクール
- キャラアロマテラピースクール
- 国際医術学院
- SEASメディカルリンパアカデミー
- THAC医療従事者研究会
- 東京MTC学院
- トータルビューティーカレッジ
- 名古屋クリニカルボディスクール
- 日本ボディーケア学院
- ヒーリングカレッジ
- フランシラナチュラルセラピストスクール
- ラヴァーレ
- リンパ療法学院
- 【体験レポート】リンパ療法学院
- リンパマッサージスクールの学習費用
- リンパマッサージスクールの学習方法
- リンパマッサージスクールの学習期間
- リンパマッサージスクールで取得可能な資格
- リンパマッサージスクールのサポート体制
- リンパマッサージスクールの体験レッスン・体験入学・無料体験
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